コンサルタントの働き方

5月 15, 2020 Uncategorized

コンサルタントの働き方

コンサルタントと呼ばれる仕事は既に人口に膾炙していますが、彼らがオフィス内やクライアント先でどのように立ち振る舞っているのかはイメージし辛いと思います。ここではその内情について簡単に説明したいと思います。コンサルタントはプロジェクトごとに働き方が異なります。ただ大別すれば2通りの働き方があることに気付きます。一つはファームのオフィスの中にずっと閉じこもるパターンです。もちろん必要に応じてクライアント先に出掛けますが、基本的には自社の中で仕事を完結させます。もう一つはクライアント先で働くパターンです。つまりファームから派遣されて働くのです。クライアントのオフィス内に専用の部署を作ってもらい、そこで派遣社員のようにプロジェクトに当たることになります。前者のパターンは戦略立案系のファームで多く見られます。後者のパターンはインプリメンテーションまで受注するファームで見られるものです。インプリメンテーションとは、提案した戦略をクライアントが実行できない時、コンサルタントが代わりに請け負うものです。コンサルタントは戦略立案した後、実行部隊に変身するわけですから、クライアント先に常駐した方が、仕事が捗るのは当然です。派遣期間は様々ですが、プロジェクトが大きくなると、なかなか帰れないこともあります。日本国内の事情に限定すると、クライアントがメーカーである場合、派遣されて働くのも大変です。メーカーの社屋は都心から離れていることも多く、コンサルタントは単身赴任のように働くことを強いられます。このような働き方は世間のイメージと乖離しているでしょうが、大手のファームでは、コンサルタントが長期間帰社しないことも珍しくないのです。現場に赴くという、非常に古典的なスタイルもまた、コンサルティングファームを支えています。

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